- エーエス・ライジングでは、自然の保護・環境への配慮・地産地消の観点から、
熊本伝統の木材である「小国杉」を新たな建築材料として加えました。
「間伐」という言葉を聞いたことはありませんか？
植林された森林は間伐を定期的に実施しなければ、下層植生の消失や表土の流出が著しく、森林の水源かん養機能が低くなることで土砂流出防止機能が低くなります。近年の林業の衰退で間伐が行われない森林が増加しています。森林環境を維持してくためにも、地元の木材を使っていくことが必要なのです。
小国町は数百年前から脈々と続いてきた林業の町でもあります。小国の林業と林業に関わる産業は年々縮小傾向にあり、山林維持のための間伐コストも捻出できない状態です。家づくりに小国杉を使用することは、即ち小国の自然と産業を護ることです。私たちエーエス・ライジングは、歴史あるこの小国杉を有効に活用していくことで地域産業に貢献していきます。
エーエス・ライジングの小国杉は地球環境に配慮し、CO2排出ゼロの木材地熱乾燥を中心に利用しています。木材地熱乾燥は小国の豊かな地熱資源を利用し、石油資源に頼らない木材乾燥を実現しています。子供達の未来に向けた環境保護活動も、これから先の重要な課題として常に取り組んでいきます。
- 私は南小国で生まれ、小国郷の自然の中で育ちました。
今でも地元に帰ると懐かしい小国杉の匂いに心も身体も癒されます。先日、地元の林業の現状とそれを取り巻く環境の変化を知りました。生まれ育った地元に何らかの形で恩返しができないかと考えていた私の選択肢は一つだけでした。そして沢山の試行錯誤と沢山の人との出会いの結果、地熱乾燥の木材に巡り合うことができ、さらにお客様の負担が増すことのない価格での提供を実現することができました。
この企画の実現に携わった多くの方々に感謝するとともに、これから小国杉の魅力を沢山のお客様に喜びを以て伝えていけたらと思います。
